ゆる~くヲタ活ブログ

沖縄在住。ときどき遠征。

SKE48 ドキュメンタリー 映画「アイドル」感想

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11月9日

最近からSKE48が好きになって、ぜひ見ておきたいと思っていた映画。

運よく劇場公演にも当選したこともあり、名古屋遠征して観てきました。

 

 

映画はファンに与える楽しさの裏で、少女たちが葛藤し、戦う姿、今のSKE48のリアルが描かれています。

もちろん限られた時間なので

描かれなかったメンバーの物語もあると思うけれど、ここ数年のSKE48のトピックス、要素を可能な限り盛り込んだ作品だと思います。


エース松井珠理奈について描かれている時間が多いのは、それだけ彼女の存在がSKE48にとって大きいからに他なく、

SKE48の10年、現在を描くための主軸であり、それだけ時間が必要だったんだなと思いました。


松井珠理奈が背負った宿命。

1期生の思い。 

11歳でグループのセンター、エースを背負って10年間 戦い続けた彼女の思い。

AKB48を超える、越えなければならない

という呪縛とも言える思いは

少しずつ彼女の心を削っていったんだなと思いました。


高柳明音斉藤真木子AKB48から移籍してKⅡリーダーを務める大場美奈らが語る今のSKE48

客観的な視点でグループの立ち位置、現状を語っています。

受け継いできた思い。

これからのSKE48にかける思い。

松井珠理奈 不在の中でグループの顔を務める須田亜香里の葛藤。

また、中堅となりグループの大きな柱になりつつある6期生。

その6期生を育て、SKE48のみならず48Gの研究生たちに希望を与え続け、先日 卒業を発表した松村香織

熊本から名古屋に移り住み、アイドルという夢を追いかけている井上瑠夏。

アクティブに全国を回るリリースイベント。

夏の連続ライブイベント。

とにかく盛りだくさん。

終盤、10周年を迎え現在のSKE48が目標とする単独のナゴヤドームコンサートへの思いが語られます。

 

この映画を観たかった理由のひとつは、松井珠理奈

以前はそれほど興味を持っていなかったのだけれど、

「豆腐プロレス」からだんだんとその孤高の存在感、カッコよさに興味を持ったからでした。

今回の映画で実に人間くさい一面を持った彼女のことが好きになりました。

 

映画の中で特に印象に残ったのは

松井珠理奈は強いのか?」

の問いに対して、須田亜香里

「弱いでしょ」

と答えた場面

ありのままの自分、弱さをさらけ出せないのはある意味弱い証拠といったニュアンスで語られています。

映画全体を通して、須田亜香里がすごくクレバーで気遣いの出来る人だということが伝わってきました。

その中で彼女にしか語れない松井珠理奈があるのだろうなと感じた中のひとつでした。

 

もうひとつ

6期生が後輩に

私たちはプロなんだから、

頑張りました、でも出来ませんでした

は通用しない。

ファンに結果で見せなければ

と伝える場面

ステージに立つ者としての覚悟が語られています。

当たり前のことかもしれないけれど、

頑張ってるけど出来ない

を口にするアイドルは少なくない気がします。

SKE48に受け継がれるプロ魂が垣間見えました。

 

 

 

AKB48を越える

過去のSKE48を越える

そんなこと思わなければもっと楽なのかもしれない。


けれど

本当の楽しさは何かを追い求めて、傷ついて苦しんだ先にあるのかもしれない。

それは時に命を削るほどの作業なのかもしれない。

 

もしかすると

アイドルは職業というより「アイドル人生」という言葉が示すように生き方そのもので、その命を全うするまで上を目指して走り続けるもの、駆け抜けるものなのかもしれない。


そういうことも考えさせられました。


AKB48グループのファンとしてSKE48も断片的ながら見てきたつもりだったけれど、SKE48メンバーの思いの強さ、深さは想像を超えていました。

 

私は沖縄イベント以来、今のSKE48が好きで、特に劇場公演の日高優月さんを見たくて名古屋に足を運んだりしているけれど。

他のSKEヲタさんたちのようにSKE48を支えるような立派なヲタクにはならないと思います。

それでも

今のSKE48は見ていて本当に楽しいと思うし、

これからもメディアや名古屋に足を運んで見守っていきたいと思います。